1.パリより博物館への道のり
博物館,
Musee des Blindesはフランスのロワール地方のソーミュルという街にあります。ロワールといえばロワールの古城巡りが最も有名ですが、古城などには目もくれず戦車の博物館を目指します。
早朝、パリのモンパルナス駅より10:45発のTGVに乗り、途中のSt Pierre de Corps駅でローカル線に乗り換え、ソーミュル駅へ向かいます。乗り換えの列車が来るまでの間、ホームで朝買ってきたサンドイッチで昼食をとりました。ソーミュルには12:31に到着。
ソーミュルの駅から市街地や博物館へ向かうバスを探しましたが、よく分からなかったので、駅前の市内マップを頼りにとりあえず街の中心部へ向かうことに。
途中にツーリストインフォメーションがありましたが、オフシーズンのため閉まっていました。街の中心部へは迷うことなく到着しましたが、ここまででも歩くとかなり距離があります。街の中心部へはロワール川を越える必要があるのですが、やっと川を越えた!と思ったらまだ中州に着いただけだったりします。
その後、街の中心部から博物館への道は地図をみた限り少々複雑でしたので、市内の案内地図をデジカメ(地図は↓にあります)に撮り、液晶画面で時々確認しながら博物館へ向かうことにしました。
道があっているのか不安に思いながら歩き、何とか博物館へ無事到着。ここまで駅から博物館まで約50分。ふー。
左 :走り去るTGV。St Pierre de Corps駅にて。
中央 : ロワール川、ロワール城
右 :博物館前
左下 :デジカメで撮影したでかいSaumur市内地図。印刷用。
2.博物館の展示
入り口で入場料を払うと、どこの国からやってきたか尋ねられるので、とりあえず日本だと答えましょう。
中には暖房もなく、じっとしているとカメラのシャッターを押す指が悴んでしまう程でした。
ドイツ車両に関しては、戦後フランス各地で放棄されていたドイツ軍の車両をレストアし、性能試験の後にコレクションへ加えた、とパンフレットには説明がありました。イギリスのボービントンと同様に、ここでもドイツの戦車が何故か誇らしげに展示されています。一番の目玉はなんと言ってもキングタイガーでしょう。確かワールドタンクミュージアムの台紙の写真にもなっていた車両だと思います。
第二次大戦時ものは、ほとんどの車両がレストアされ、綺麗な状態で展示されています。わずかに、装甲が割れ、砲弾が突き刺さったままの4号突撃砲L70などから、当時の戦闘の激しさを感じ取ることができます。説明によればこの突撃砲は米軍に鹵獲され、米軍兵士によって終戦まで使用されていたそうです。帰りの電車の都合もあり、博物館での滞在時間は2時間半程でしたが、この手の乗り物が好きな人ならば一日中いても飽きないでしょう。
その他の展示は、戦後の東西両陣営の戦車や、映画の撮影の為に作られた車両などもたくさんありました。
帰りは来た道をひたすら歩き、途中スーパーで買い物をして40分ほどで駅に到着しました。
【WW2ドイツ、パンターファミリー】左 :
V号戦車パンター, Panther中央 : V号駆逐戦車(ヤークトパンター)
右 :V号回収戦車(ベルゲパンター)
【WW2ドイツ戦車】左 :
2号戦車、Panzerkampfwagen II中央 :
3号戦車、Panzerkampfwagen Ⅲ右 :
4号戦車、Panzerkampfwagen Ⅳ左、中央 :
6号戦車 ティーガーII右 :
6号戦車 ティーガーI【WW2ドイツ突撃砲】左 :
3号突撃砲, Sturmgeschütz III中央 :
3号突撃砲105mm, Sturmgeschütz III右 :
4号突撃砲, Sturmgeschütz Ⅳ左 :
4号突撃砲L70, Sturmgeschütz Ⅳ L70 前面装甲に砲弾が突き刺さってます。
中央 :
ヘッツアー,Hezer(Jagdpanzer 38) 右 :
4号突撃戦車ブルムベア、Brummbär【その他】左 :マーダーズ
中央 : T-34
右 :対戦車砲、野砲
左 :T-72かな?
中央 : メルカバ
右 :
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