スルタンが住んでいた宮殿です。広大な領土を支配したオスマン帝国のスルタンの居城の割には、滅茶苦茶豪華!というわけでもなく結構小ぶりな建物がたくさんある宮殿という印象でした。
宮殿内には宝物展示室もあり、86カラットの通称スプーン屋のダイヤモンド(ダイヤの原石を持っていた人がスプーン3本で交換してくれたらしい)が有名なようです。このダイヤや世界で5番目に大きいそう。その他は、イスラム教的お宝、預言者ムハンマドのひげ等も厳重に展示されていました。ムハンマドの遺物の側ではコーランの朗読している人がいました。節をつけて読まれ、日本で言えばお経のような感じでしょうか。
宮殿内にあるハーレムは、スルタンの母親が最高権力者として君臨。このハーレムの主が誰であるかがオスマン帝国に対し劣勢な西洋諸国には重要で、例えば海賊に拉致されてきたヴェネツィア人女性がスルタンの母親として君臨していた時代は、オスマン帝国とヴェネツィアとの間に戦争はありませんでした。建物は入り組んでいて小部屋の多い迷宮状態でした。
スルタンの謁見の間。ヒソヒソ話を外から聞かれないように音を出すための蛇口が横にあったりします。
バルコニー。明暗差がありすぎて上手く写真がとれない!
以下、ハーレム
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