キリスト教の大聖堂として西暦537年に建てられ、その後のオスマン帝国時代はモスク、現在は博物館として管理されているアヤソフィアです。
キリスト教の施設でもなく、イスラムの施設でもないただの博物館という状態にしておくという判断は、宗教間での争いを抑えるためには賢明なものだったと思います。
モスク時代には漆喰で覆われていたキリスト教のモザイク画と、イスラムの装飾が混在するすばらしい建築物です。
入り口付近。色の付いた大理石で柱や壁が装飾されています。
正面下はミフラーブ(メッカの方向を示す設備)、ドームには聖母子像。
ドームの聖母子像と天使ガブリエル。
2階へ上がるスロープが右奥にあり、オスマン帝国の貴賓は小さい馬車でスロープを通った。
アレキサンダー像。
ミフラーブはメッカの方向を向いているので、建物の中心とは、ずれています。
聖母子と皇帝ヨハネス2世コムネノス夫婦。
側廊。
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